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教育についてのお話①

教育の目的について

さて、教育についての話をします。

 

教育とは何ぞやということを考えましょう。

ここで活用!Wikipedia先生!みなさんの(玉石混交された)知識の宝庫ですね!

Wikipedia先生を参照するとこうあります。

 

教え育てることであり、ある人間を望ましい状態にさせるために、心と体の両面に、意図的に働きかけることである。教育を受ける人の知識を増やしたり、技能を身につけさせたり、人間性を養ったりしつつ、その人が持つ能力を引き出そうとすることである。

Wikipediaより

 

まあなんだかんだ書いてますが「より優れた人間にすること」と考えていいでしょう。

さて、この「優れた人間」というものですが、ここでは以下のように定義しましょう。

より魅力的な人間

 

ほとんど一緒じゃないかとも思うのですが、わかりやすいようにこう表しました。

つまり、これからは「より魅力的な人間にする(なる)ためにはどうすべきか」ということを考えていくことになります。

 

 

魅力的な人間について

 

魅力的な人間と言っても様々です。例えばイチロー選手も羽生さんも野茂選手もみんな魅力的な人間と言っていいでしょう。

ですが、彼らは全員違うジャンルでの魅力を持っています。*1

 

で、いちいち考えるのはめんどくさいので、ここでは身体・知識・精神の三つの人間的な魅力について考えます。

Wikipediaさんも似たようなこと書いてるのでいいでしょう。

身体的という部分ですが、ルックスなどの生まれつきのものではなく、身体的な技能というように考えてください。ルックスとか教育に関係ないからね。

芸術関連の魅力については身体と知識の混合されたものと考えてください。

 

 

今回は身体的魅力と知識的魅力について書きます。

 

身体的魅力と知識的魅力について

 

これらに関してはより深く・より広く出来るor知っていることが魅力に繋がります。

ただし、身体的魅力と知識的魅力では少し性質が異なります。

 

身体的魅力について

 

身体的な魅力については深さが重要になってきます。

つまり、より一つのものに特化していることが魅力に繋がります。

無論広さ、つまり身体的に出来る範囲が広いほど魅力は高まりますが、深さの方が重要だと思われます。

 

例えば今話題の大谷翔平選手ですが、彼が魅力的なのは投打共に一流だからです。

彼が仮に中途半端な成績、例えば投球は防御率3.50 奪三振率も普通、打撃は.260 5本とかならどうでしょう。これでも十分凄い選手ですが、やはり沢村賞などを獲得する投手やホームランをバッカバッカ打つ選手の方が魅力的でしょう。

 

そうでなくても身体的な技能で何か一つ優れている点を持つことは「○○と言えば△△さん」となりやすく、人としての魅力に繋がります。

これは人間の日常生活において、身体的な技能を特別用いることが少ないのが主な要因だと思われます。

 

知識的魅力について

 

この話がしたかった。

知識的魅力については広さが重要になってきます。

広さ、つまりより多くのジャンルの知識があるほど魅力的な人間ということになります。

というのも、多くのジャンルの知識がある人ほどより多くの人と共通の話題があることとなります。つまりそれだけ関わり合いを持てるということです。

学校のお勉強の知識があれば学校のお勉強についての話題で関わりを持てる。ゴルフの知識があればゴルフが趣味の人間と関わりを持てる。エロゲーの知識があればエロゲーをやっている人間との話題が生まれる。

例え低俗と言われるものでも、多くの(広い)知識があればそれだけ魅力的な人間と言っていいでしょう。

 

漫画やゲームをやっているとバカになるという風潮があったりなかったりしますが*2、これは漫画やゲームの中毒性により、他のことをしなくなる(知識を取り入れなくなる)のが問題であって、漫画やゲームの知識が問題なわけではないのです。

 

みなさんご存知の通り人間とは知識的な生き物です。ホモ・サピエンスという言葉からもわかるでしょう。

人間は知識を用いて生活をしており*3、知識を用いる時間は非常に多いです。というか起きている間は大体使っているでしょう。

そのために人間は非常に多くのジャンルの知識を開拓し親しんでおり、人と趣味が交わることが多くありません。またジャンルの中にもジャンルがあるので*4、本当に趣味の合う人を探すのは結構一苦労です。より多くの共通解を持っている人間はそれだけ貴重であり、魅力的なのです。

 

共通解を持っていることが如何に魅力的かは、アニメが朝の情報番組に出てただけでキャッキャ騒ぐ人たちがいることからわかりますね。

人がより多くの人間がいるジャンルに流れやすいのは、より多く共通の話題を有するためと言えるでしょう。逆に言えば多くの人間と交わることが出来る趣味というのはそれだけで魅力的なのです。

 

逆に言えば非常に深い知識を持っていてもその範囲が狭いと魅力的でない人間となるでしょう。その分共通解がないため、人として付き合うことが非常に難しいのです。

まあ俗にオタクと呼ばれる種類の人間はこの傾向があるかと思います。彼らはそのジャンルの不可解さや知識の狭さから敬遠される傾向にあります。

 

今回はここまでです。次回は精神的な魅力について語れたらいいかなと思ってます。

 

*1:広義で言えばイチローと野茂は野球の技能が魅力的なのだが打者と投手で違うので分けよう。単にこの三人で表したかっただけ

*2:ゲーム脳とかいう頭のおかしい言葉があったんだよ

*3:脳みそが詰まっているのかわからないような人間のことは考慮しない

*4:例えば漫画の中に「ジャンプ」や「マガジン」があるように