先日、Twitterにて「ネット編集」なるマジモンのゴミがいたのですが、それに対してというか「批評はこうやった方がいいんじゃないか」という話をします。
ネット編集について
詳しくは調べてもらえればわかるのですが、ネット編集なるゴミがTwitterにいました。
行動としては、「適当にリツイートなりされている漫画にダメだしだけして、点数つけて去っていく」っていう中学生レベルのことをしていたわけです。…中学生に失礼か。
なんでコレがゴミなのかは後で語るんですが、純粋に「訳のわからないやつにダメだしされる」ってのが人を萎えさせるってのが結構デカいですね。ドヤ顔丸出しで。
まあネットが広まったことでみなさん色んな批評をしているのでよく見かけるわけですが、ここでちょっと「批評」というものについて考えていきたいなと。
批評とは
そもそも「批評」とはなんでしょうか。とりあえずGoogle先生にお尋ねします。
批評
よい点・悪い点などを指摘して、価値を決めること。
とのことです。
で、重要なのは「よい点」を「指摘」するというもの。
見かける「批評」なるものの多くは「悪い点」を指摘して「直せ」というものが大半です。無論それ自体は悪くはないのですが(ただし筋が通ってる場合に限る)こんなことは正直中学生レベルの脳みそがあれば誰でも出来るんですよね。
人間自体が欠陥だらけの生き物でその欠陥だらけの生き物が作ったものなんて欠陥だらけに決まってるんですよ。で、その欠陥を指摘するなんて最悪の状況を想定すれば簡単に出来るんです。この記事だって欠点指摘しようと思えばいくらでも出来ますよ。
なので重要なのは「よい点」を指摘すること。
よい点を指摘するには
では、よい点を指摘するにはどうすればいいのか。
よい点を探そうとすること
一番最初にやるべきなのは、よい点を探そうとすること。ここが重要で結構出来ていない人が多い。というよりもここをしようとすらしていない人が多過ぎる。
上で「欠陥だらけの生き物が」と書きましたが、欠陥だらけの生き物でも必死こいて(必死じゃなくても頭を使って)作ったものには何かしらの魅力があるんですよ。絶対に。断言してもいいですよ。
で、そこを認識しようとすることが大事になる。
多くの人は「気にいらねえ」ってなったら、とりあえず否定から入ります。まあそれはそれでいいんですが、否定から入った後でも「これには何か意味があるのではないか」「これには何か魅力がないのだろうか」というように好意的に見ることも大事なんですよね。
勘違いされると困るので言っておきますが、これは「肯定しよう」って話ではないです。ただ「こういう魅力があるよね」「ここはいいところだよね」と部分的にもしっかりと評価すべきところは評価しましょうという話です。嫌いなものは嫌いでOK。ただ「嫌い」という原初の感情で塗りつぶすのではなく、少しだけ何かを見つける努力をしましょうという話。
逆に言えば「いい!」と思ったものも何かしら悪い点はないかと考えてみるのもいいかもしれません。と言っても考えるまでもなく、ブログなどに書いてある批評サイトを見れば出てくるので考えなくてもいいかもしれませんが。
よい点が見つからない場合
わからないならわからないでいいんですよ。その過程を踏むか踏まないかでかなり変わってくるので。
で、わからなかったら「わかんねえ」って言えばそれを好きな人が教えてくれたりします。そしてそれについては真摯に聞きましょう。相手の言葉にわからない部分があれば聞きましょう。たまーに答えてくれる人がいて、めちゃくちゃ助かってる。
それでもわからない場合は、純粋にあなたの感性が弱いということがほとんどです。感性を養いましょう…。といっても人間の時間は有限なので「合わなかったんだな」と思ってその作品なりの対象物から離れましょう。
その分野の知識を広める
これをしないことには始まりません。というか知識もなしに批評をすること自体がちゃんちゃらおかしいのでやめましょう。
知識と言っても大したものじゃなくていいです。そんな高度なこと求めません。そのジャンルに慣れ親しむ程度で十分じゃないですかね。あまりにも高度な知識を求めると批評することすら出来ないので。
例えばドラゴンボールとワンピースしか読んだことの無い人間が漫画の表現を批評するのはおかしいですが、その人がそれなりの小説などを読んでいた場合は物語の矛盾点などを批評をすることにおかしな点はあまりないかと思います。(無論、マンガチックな物語構成に批評をするのは間違っていますが)
知識を広めるのには純粋にそのジャンルを慣れ親しんでその際に「これはこういうところがいいな」とよい点を指摘する訓練をすることが重要です。というか一番手っ取り早いです。
良い批評とは
悪い点の指摘については書きません。そんなもん適当に転がっているので。
で、脈絡もなくこの話になりますがまあいいでしょう。
ではどのような批評が良い批評なのか。かなり単純な話です。
「よい点、悪い点をしっかりと見極めて、よい点の伸ばし方、悪い点の抑え方もしくは悪い点をよい点に転換させるように仕向けるもの」です。
めちゃくちゃ難しいというかめんどくさいことなんですが。
めんどくさいのですが、最低限「よい点」「悪い点」の見極めくらいはやりましょう。批評なんて偉そうなことするんですからそれくらいのコストは払いましょう。
で、それを見極めた上で「こんなのはどうだろうか」と言うのもありですし、「ここはこういう点がいいんだけど、これが邪魔しているよ」と言うのもありです。
相手にとってわかりやすい文章で「何がどうよくて」「何がどう悪くて」ということをしっかりと伝えられているのが良い批評なんじゃないですかね。
ネット編集がゴミな理由
これがゴミな理由は単純に「一切よい点を指摘していない」ってことですね。何個か見ましたが、なかったですよ。
そもそも知らない人間にいきなり批評をしていく態度が結構アレ*1なんですが、「ここがいいよ」ということを言わずに批評っぽく取り繕ってるのが最高にゴミですね。
頭使ってないのでこれはゴミと判断して結構。頭使ってたら最低限「ここはこういう理由でいい」と書いてますから。たかが140字じゃ伝えきれませんから。人間本気で何かを伝えようとしたら2000字は超えると思いますよ。1000字で足りる人は非常に非常に頭がいいか、頭使ってないかのどちらかです。
非常に頭がいい人はこんな文章読むまでもなくすでに知っている人なのでここまで読んでないでしょう。というか読んでもつまらんでしょう。
ちゅーわけでネット編集はゴミです。まあこういう記事の肥やしになってくれたのでその点は有用だったかもしれない。
しっかりと「これは何か魅力的なんだろうか」「どう魅力的なんだろうか」という点についてみなさん考えて批評していきましょう。僕も頑張る。
言い訳というか
まあパワプロのブログの方で部分部分ボロクソに書いているのですが、指摘されるとめんどくさいので一応書いておく。
まあ赤特に関してはボロクソに書きました。正直あれに関しては擁護する気も起きませんが、結構反対コメントは来たんですよね。反論じゃなくて反対ね。
基本的にアレの「何が魅力的なのか」について語った人間は一人しかいませんでした。
で、その一人も「能力を下げるために超超超低確率を引くのが楽しい」というマジで理解できない人種だったので(正直ラスベガスに行ってルーレットでもした方が幸せになれると思う)除外します。少なくとも「楽しんでいる証拠」を見せてくれなかったので。
適当に詭弁を弄すればなんでも反論じみたものは出来るんですよ。証拠出さなきゃね。
例えばアレを色々作っている人が言ってたら「僕の感性が死んでるだけなのか」となりましたが、まあそんな人はいませんでした。もう改善されたから見ても証拠にならないけど、鷹野と芦谷は作れましたかね?適当ぶっこいたからマジで怒ってるよ。
「気にいらない」っていう反骨精神の塊みたいなもんばっかでした。あと適当な決め付けから入っていたりね。「再現選手を作るためのものじゃない*2」が多かったですね。まともな意見はありませんでした。
アレに関しては「赤本を導入したこと」以外一切評価してませんからね。赤本を導入したことに関しては評価してます。ただ導入の仕方はどうしようもなかったですね。完全に頭使ってないのでアレは延々とブッ叩きます。
以上。